

黒龍江(アムール川)下流域に居住する北方諸民族を山丹人(ニブヒ・ウリチ・オロチ・ナーナイなどの民族)と呼びます。
十七・八世紀頃山丹人が絹織物の清朝の宮服や青玉を携えて樺太(サハリン)や宗谷へ渡り、アイヌ民族と交易を行いました。 これを日本側では山丹交易と呼んでいます。
当店では「青地蟒袍(マウホウ)官服」を所有しています。
官服や錦はアイヌ民族から松前藩の手に渡り、北方渡来の珍しい 産物として各地でさばかれました。 当時の日本ではこれらの錦を蝦夷錦と呼んでいました。
蝦夷錦には清朝の官服と錦の反物がみられますが、蟒袍(マウホウ)は清朝官吏が宮廷内で日常的に着用した官服です。
蟒袍は皇子以下一般の下級官吏に至るまで広く使用され、竜文を 中心に配した華やかな文様になっています。